言葉は変化する

前回のブログで、「言葉は文化」だとお伝えしました。私は文化について信じていることがもう一つあります。それは、「文化は変化する」。言葉は時代とともに変化しますが、それは文化が変化しているせいでもあるのです。

例えば外来語。外国との接触で、それまで日本社会になかったものが現れたとき、日本人は新たな日本語を発明するのではなく、「オートバイ」や「アイスクリーム」として日本語に取り入れました。

外国との接触はモノや概念だけではありません。ここ10年間で日本に住む外国人もぐっと増えました。災害が起きた時、日本語も英語も不得意な外国人も取りこぼさないように、避難情報を分かりやすく言い換える「やさしい日本語」が広がりを見せています。

コロナ禍中には、Zoomのような会議ツールに支えられて遠隔授業やリモートワークが一般化しました。そのなかで、声の出し方やジェスチャーを含め、人との会話のしかたが変わったと感じた人も多いでしょう。コミュニケーションの取り方が変化することで、選ぶ言葉、言い方が変わっていったのかもしれません。

言葉は変わっていくもの。そして文化も変わっていくのです。(続く)

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