これまでの記事で、「パラグラフと段落は違う」こと、パラグラフのセンテンスには、それぞれある役割が課せられていることを、抽象的にお話ししてきました。
もちろん、パラグラフ一つだけの文章もあります。でも自分の意見を述べたり、何かを詳しく説明したりする文章、つまり論理的な展開が必要な文章の場合は、ひとつひとつが筋道立っていて分かりやすい複数のパラグラフを使った方が説得力が上がります。そのとき使われる骨組みが、「はじめ・なか・おわり」です。
つまりパラグラフライティングとは、「はじめ・なか・おわり」の3つの部分がパラグラフで構成される、言いたいことを論理的に展開するのに向いた書き方である、と言えます。さらに(1)骨組みは「はじめ・なか・おわり」の3つの部分、(2)パラグラフのなかのセンテンスには、何らかの役割が与えられていることから、はっきりした約束事に従ったフォーマットを重視する書き方であると分かると思います。このことから、パラグラフライティングとは、決まった型(自分であれこれ悩む必要なし)を使
話す・聞く・書くなどのコミュニケーションスキルを高めると、互いの誤解が減り、相手との間に信頼関係が生まれます。そこで何か新しいものを創造するきっかけが作られるかもしれません。コミュニケーションスキルってとてもすてきなもののようですね。
さて日本でよく売れているビジネス書をみると、簡潔に伝える技術や話の聞き方など、コミュニケーションに関するものが何冊も上位に上がっています。大学を卒業するまでに磨いた能力と社会に出てから求められるものとの間にギャップがあるため、社会人は効率の良いコミュニケーションのしかたを学ぶ必要を感じているのかもしれません。学校にいる間に、社会が必要とするスキルを学んでいないと感じる人が多いのでしょう。
では高校で学ぶコミュニケーションスキルには何があるでしょう。目立ったところではディベートや作文(小論文)が挙げられます。でもそれだけではありません。部活やホームルームで自分の意見を伝え、他人の主張に耳を傾けることもコミュニケーションなのです。
社会が求めるコミュニケーションスキルとは何かを意識することで、高校生のうちからより効率的なスキル磨きが出来ます。このサイトでは、小論文と英語を使った取り組みを紹介していきます。
って、自分の言いたいこと(一番重視すべき点)を重視する方法と説明することもできるでしょう。